一括借り上げと言って、アパートを建設する際に建設会社が一括で賃貸物件を借り上げるという方法があります。アパートのオーナー様はとても安心してアパートを建設することができます。例えば建設会社が、一括借り上げとして毎月50万円をオーナー様に支払う場合は、オーナー様はその50万円から建設費用の返済額と税金と経費を支払います。建設から10年くらいは、手元に10万円くらいのお金が残る場合がおおいようです。
11年後には、周辺の新築のアパートがふえてくるので、自分のアパートの家賃を周辺の古いアパートと同じ賃貸相場に合わせなくてはなりません。そうすると当初50万としていた家賃保証の金額が保証されず、40万円に下がってしまう場合があるようです。したがって手ものこるはずの10万円が残らなくなってしまいます。しかも10年が経過したアパートは修繕やリフォームが必要になるので、赤字になってしまう恐れがあります。
このような場合には、オーナー様の自宅やほかの土地等を担保にして金融機関からアパート経営で必要な運転資金を調達するケースがあります。この場合短期間で金融機関への返済ができなくなる場合がほとんどです。金融機関への返済が不可能となり競売になってしまいます。追加で借り入れた運転資金の担保として自宅や所有している土地はもちろん差し押さえされてしまいます。こうならない為にはきちんとしたアパート経営をしていかなくてはなりません。